トップページ>未分類>新型コロナウイルス感染者の方の葬儀の規制が大幅に緩和されます

新型コロナウイルス感染者の方の葬儀の規制が大幅に緩和されます

こんにちは。

新潟市の葬儀社ラ・プリエールです。

厚生労働省が新型コロナウイルスで亡くなられた方の葬儀の制限を大幅に緩和する方向で検討に入ったそうです。

早ければ年内にも改定されるそうで、要約しますと、

①納体袋に収めなくてよくなる。
②適切な処置を行えばご遺体に触れられる
③通夜告別式を執り行える

ようになるそうです。

これが実現すればご遺族様にとってはとてもいいニュースだと思うのですが、病院にはどこまで規制を緩和するのかな?と少し不思議に思いました。

以前に発行されたガイドラインでは病院で亡くなった段階から厳しい取り決めがありました。
それこそやりすぎではないかと思うくらいのレベルです。
それがここまで急激に緩和されたとして、生前の状態とのバランスがとれるのかな?ということです。

たしかに亡くなれば飛沫感染の可能性は事実上ほぼゼロになりますし、僕自身ご遺体からの感染はほぼあり得ないと思っています。

ただ、病院も施設も感染対策を徹底していて、世の中でもまだまだ感染への恐怖心があるなかで、[葬儀だけは大丈夫]とすぐ切り替えられないんじゃないかなと思います。

そもそもご遺族様が心配しているのは、ご遺体からの感染ではなく

[葬儀の場が感染のきっかけになる]

ということです。

ご遺族様からしたら、大切な人とのお別れの場が参列者の人たちに迷惑を掛ける場になってほしくないと思うんです。
実際、多くのお客様がおっしゃっています。

緩和自体は葬儀社としてもありがたいですが、入院、入居から通して見た時に規制の温度差がありすぎるかなあと思っています。
現場の専門職の人たちにそのしわ寄せがいかなければいいなと心配しています。