こんにちは。
新潟のラ・プリエールです。
健康福祉課と地域包括支援センターからの依頼で、緊急時の掛けつけサービスを始めました。
なぜ葬儀社なのにこんなことを始めたかと言うと、葬儀業を通して高齢者の生活の実態に触れることが多かったからです。
起業したばかりの頃は、高齢社会と葬儀職に深い関係性があることは分かっていたので、浅はかな気持ちで高齢者支援をしたいと思っていました。
でも、業務で実績を積めば積むほど現実にぶつかり続けてきました。
うちの葬儀場にいらっしゃる時点で身寄りや金銭に困っている人は、亡くなる前はほぼ間違いなくもっと困っています。
困っているというか、不安でいっぱいだと思います。
「身寄りがないのもお金がないのも本人の自己責任だよね」
もちろんそうだと思います。
でもそうなってしまった人に対しては、そんなことはもう関係ないと思うのです。
そんなものは対応した後にゆっくり考えればいいと思っています。
責任云々より対応が必要なんです。
行政も包括さんも、24時間365日は対応できません。
後見人さんにしても、よほどの緊急時でなければ夜間休日は対応できませんよね。
高齢者福祉は今でさえ予算もマンパワーも足りていないのに?
高齢化率も今後40年は上がり続けるのに?
「収益化できないから」
「24時間対応は難しいから」
と、見なかったことにしているようなケースが多いなあと感じます。
でも困っている人にとっては待ったなしの問題です。
依頼してくださった包括さんは、
「葬儀社さんだから24時間対応ができるのかなと思って」
と言われました。
おっしゃる通りで、葬儀社だから24時間365日対応できるのです。
でも所詮は葬儀社ですから、できることとできないことがあります。
そこはしっかり勉強をして、越権行為をしないよう努めます。
そもそも、越権しなくともやり方を変えればできることはいくつかあります。
葬儀と同じように実績を重ねながら検討して、常にその時の最大公約数な対応ができるようにしたいと思っています。
ただ、契約者様本人の気持ちを考えると、
「困った時にはすぐ来てくれる人がいる」
と思えるだけで十分なのかもしれません。
街の小さな葬儀屋さん
ラ・プリエール
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