こんにちは。
新潟のラ・プリエールです。
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今日は、とある仏教の勉強会に参加させていただきました。
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近年は宗教観が薄くなったことから火葬式や無宗教式を選択されるお客様も増えてきてはおりますが、日本でお葬式といえば仏教式で行われることがほとんどです。
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しかし皆さまは、仏教というものをどのくらい知っていますか?
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お恥ずかしい話ではありますが、僕は親族の葬儀に立ち会うまで自分の家の宗派はおろか、菩提寺まで知りませんでした。
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ラ・プリエールは
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「宗教観を感じないお葬式」
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を一つのコンセプトとしてご提案させていただいています。
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そんなサービスを提案させていただく以上、仏教に関しての知識と理解は必須であると考えています。
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日頃から少しづつ勉強はしていますが、実際に知識と経験のある人からのお話を聞けたのはとても貴重な経験でした。
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仏教には様々な宗派がありますが、元々はインドの釈迦を開祖としたものです。
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宗派の違いはよく分かりませんが、仏教をほとんど知らない僕にも響いた3つの教えを挙げさせていただきます。
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①「仏教には、罰という考え方はない」
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仏が、人々にこらしめである「罰」を与えるという考え方はないそうです。
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罰という概念のない仏教におけるその罪は、「自業自得」という解釈になるそうです。
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自分に起こる物事のすべては、良いことも悪いことも「自らの行いにその要因がある」という考え方です。
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②「すべての生命に上下はなく、平等である」
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あまり知られていないことではありますが、私たち人間の直系の祖先とされるホモサピエンスは、約4万年の間に地上の大型生物の約50~80%を絶滅させてきたと言われています。
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一部の宗教では牛や豚、鶏といった動物は神が与えた食糧とされ、その命は軽んじられています。
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しかし、仏教において人間とは「殺生をせずには生きることができない深い業を持っている」とされています。
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ここで言う殺生とは、食料にする家畜はもちろんのこと、稲作などにおける害虫に対する行為も含まれますし、日々気付かない間にその命を奪ってしまっている虫や植物なども含まれます。
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日々他の命をいただきながら生きられていることに感謝を忘れないという考え方です。
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③「身をもって行うこと、言葉に発すること、心に思うことはすべて同じである」
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これは悪い行い対しての考え方でありますが、自ら行うことも、他人に行わせることも、他人が行っていることを見て楽しむことも、「心」では同じだということです。
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心で思った以上は、思った時点で行っていると同じことだという考え方です。
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数時間という限られた時間で学ぶことができた大まかな内容はこの3つです。
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僕は仏教に関することはほとんど何も知らない人間ですが、今日学んだ内容だけで
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「何て日本人らしい考え方だろう」
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と思いました。
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どちらかというと「宗教」というよりは
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「親や大人から教えてもらった人として大切なこと」
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といった印象でした。
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仏様のありがたみや難しいお経、価値の分かりづらい戒名(法名)、仏具や具足の並べ方、形式などの作法。
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こういったことの価値を理解しようとするよりも、今日学んだような内容を大切に生きていきたいと思いました。
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街の小さな葬儀屋さん
ラ・プリエール
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