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これからのお寺との付き合い方

こんにちは。

新潟のラ・プリエールです。

先日、とあるお問い合わせをいただきました。

「本家のお墓に入るためには、本家がお世話になっているお寺様を呼ばなくてはいけないのでしょうか?」

というものです。

実は、最近の喪主様からはよくこういったご質問をいただきます。

私個人の見解を述べさせていただければ、答えは「イエス」でもありますし、「ノー」でもあります。

古くより日本には「壇家(だんか)制度」という文化があります。

江戸時代、寺請制度(檀家契約)によって

「故人は代々の家のお寺(菩提寺)に供養をしてもらう」

という考え方が定着しました。

檀家は没後の供養をしてもらう代わりに、そのお寺である「菩提寺(ぼだいじ)」を経済的に支える(壇家料・お布施)というものです。

新潟市にはたくさんのお寺様がありますし、伝統を大切にされている方々、見識のある方々からみればこの壇家制度という文化はごくあたりまえのものだと思います。

しかし近年では宗教観の希薄化により、この壇家制度をご存知ない方、もしくは価値を見出だせない方も増えているように感じます。

誤解を怖れずに言わせていただけば、こういった意識の変化は純粋に時代の変化なのだと思います。

今の社会は価値観が多様化し、さまざまな暮らし方や生き方があります。

現在のエンディングシーンにおいては、これまでのまま菩提寺にお願いしようという選択も、そうでない選択も、どちらも正しいのでは、と思います。

大切なのことは、

「心がどこにあるか」

ということではないでしょうか。

もちろん、新しい選択をするには菩提寺をはじめ周囲の皆さまのご理解も必要だと思います。

日本における壇家制度が伝統的な文化である以上、これはとてもデリケートなテーマです。

しかし、そこで新しい選択をすることを恐れないでください。

なぜなら、伝統は選択することも共存することも可能だと思うのです。

「伝統を守りたいから変化を否定する」

「変化を求めるから伝統を否定する」

ということではなく、

両方の価値観を尊重することも大切なことだと思いますし、 その両方が融合することによってさらに素晴らしいものが生まれるかもしれません。

伝統も変化も、これまでの社会が受け入れてきたからこそ、その両方が存在しているのでしょうから。

私たちラ・プリエールでは、どのような価値観にもお応えできる商品とサービスをご用意してお待ちしております。

皆さまと新しいエンディングシーンを作っていくことができたら、嬉しいです。

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