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「親族だから」という呪い。会いたくない人の死に、どう向き合うか。

2026.03.18

ご葬儀について相続について

こんにちは。

新潟市にある家族葬専門店「家族を想う、家族そう」

ラ・プリエール代表の村上です。

​今回は、少し踏み込んだ、そして人によっては「過激だ」と感じられるかもしれないお話をします。

しかし、これは今この瞬間、誰にも言えずに悩んでいる方を救うための、非常に大切な「現実」の話です。

​それは、「絶縁した親族、不仲だった家族の死」にどう対応すべきか、ということです。

​忘れた頃にやってくる「行政からの電話」

​「〇〇さんが亡くなりました。遺体を引き取りに来てください」

何十年も会っていない、あるいは思い出したくもない確執がある親族が亡くなった時、行政は戸籍を辿り、たとえ遠い親戚であっても連絡を入れてきます。

​「自分たちは縁を切ったつもりだ」

そう思っていても、戸籍という公的な繋がりを断つことは、日本の法律上、非常に困難です。

行政は淡々と、戸籍上の優先順位に従って連絡を回し、緊急時の対応や葬儀の意思確認を行います。

葬儀を「引き受けない」という選択肢

​10年間、葬儀の現場で多くのお客様をお手伝いしてきた立場から、はっきりとお伝えしたいことがあります。

​もし行政から連絡が来たとしても、必ずしもあなたが葬儀を引き受け、費用を負担しなければならない理由はありません。

​「関わりを拒否します」

そう伝えても良いのです。あなたが拒否すれば、行政は次の親族を当たります。そして、すべての親族から拒否された場合、最終的には新潟市長の名前で火葬が執り行われます。

​私はこれまで、一度も会ったことがない親や、長年不仲だった親族の火葬費を「親族だから仕方ない」と無理をして支払い、ご自身の生活を圧迫させてしまった人を何人も見てきました。

今の時代、日々の暮らしを守ることは容易ではありません。関わりを拒否するということは、冷酷なことではなく、「自分の人生を守るための正当な選択」でもあるのです。

孤独死と「ゴミ屋敷」の清掃費

​さらにもう一つ、深刻な問題があります。「孤独死」です。

亡くなった親族がアパートを「ゴミ屋敷」の状態にしてしまっていた場合、家主や管理会社から100万円を超えるような高額な片付け費用を請求されるケースがあります。

​これも、「親族だから」とパニックになって支払いに応じてしまう人がいますが、ここで知っておくべきなのが「相続放棄」という手段です。

​相続は、預貯金などのプラスの財産だけでなく、借金や清掃費などのマイナスの財産も引き継ぐことになります。しかし、家庭裁判所で「相続放棄」の手続きを行えば、それらの支払い義務を一切免れることができます(亡くなったことを知った日から3ヶ月以内という期限がありますのでご注意ください)。

あなたの「平穏な人生」を最優先に

​今の時代、家族の形は多様化し、同時に深刻な問題を抱える家庭も増えています。「親族」という言葉の裏側に、恨みや苦しみしかない関係性があることも、私は現場で痛いほど見てきました。

​感謝などとてもできない、一生関わりたくない。そんな相手が亡くなった時、親族という理由だけであなたがすべての泥を被る必要はありません。

​「ご遺体の引き取り(関わり)を拒否する」

​「相続放棄をする」

​この2つの選択肢を、知識として持っておいてください。

葬儀屋である私がこんなことを言うのは、不謹慎かもしれません。しかし、亡くなった人のために、今を生きているあなたの平穏な人生が壊されてしまうことこそ、一番あってはならないことだと思うのです。

​「親族だから」という言葉に縛られ、自分達の人生に横やりを入れられる必要はありません。もしそのような連絡が来て不安になったら、一人で悩まずにご相談ください。

​「葬儀のはなしを、正直に。」

それが、新潟の皆様の暮らしを支える私の使命だと思っています。

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