⑤互助会のからくり

こんにちは。

新潟のラ・プリエールです。



今回は、先ほどのAさんも利用したお葬式の積立金制度について取り挙げてみたいと思います。



新潟では、葬儀市場のシェアの半数以上がこの積立金制度を用いている葬儀社となっています。


こうした積立金制度を用いた会社は「互助会」と呼ばれており、


「会員で少しずつお金を出し合って、誰かの万一の時にはみんなで支え合いましょう」

「入会しておけば、万一の時も安心ですよ」


などのキャッチフレーズで会員を獲得してきました。


会員価格や会員値引きなど、若い世代から見ると少し怪しさを感じますが、


月々数千円の積立ですので、加入者はまるで共済や保険に加入したような気持ちになるのだと思います。


しかし実際に加入者が購入させられているものは、


「お葬式」という【商品】です。

しかも、前払いの分割払いで、です。



どういうことか少し詳しく説明をすると、互助会の積み立ては


「割賦販売法」


という法律に基づいた(前払いの)分割払いなんです。


イメージとしては、互助会が一社で販売店と信販会社の役割を果たしている感じです。


つまり、


「形のないよく分からないものを前払いで分割購入しているだけ」


ということになります。



もっと分かりやすく考えるために、保険と比較してみます。


【保険】

保険料を支払うことによって、一定回数保険料を納めれば、万が一の時の保障を得られる。


【積立金】

商品の前払分割購入なのても、足りていない支払い分は請求される。

また、用途も決められており食事や返礼品には使えない。



保険が、保険料を納めることによって契約した保険金額が保障されるというものに対して、 積立金は支払った分しかサービスを受けられません。


例えば掛け捨てタイプの死亡保険で、 掛金が月々1,000円で保障金額が100万円だとします。

保険では、保険料を1回でも納めれば最低でも3割(30万円)は保障されます。

その後、大体1年間くらい保険料わ納めれば支払い回数を問わず100万円が支給されます。


でも積立金の場合はあくまで前払いの分割購入ですから、100万円を月々1,000円で積立をしたら、80年以上掛かります。


もしこの80年の途中で積立ができなくなったり、亡くなってしまった際には、足りない分はその時に請求されます。



違いがお分かりいただけましたでしょうか?


「積立」とは言ってますが、実はただの分割払いなんです。


しかも、形のよく見えない「お葬式」というサービスを、です。


正直、これであれば死亡保険に加入して、


「自分が死んだら100万円おりるから、それでお葬式をしてもらおう」


と考える方が合理的であると知っていただけるはずです。



実はこんなにシンプルな商売をしている互助会ですが、 お客様も一回経験するとそのシステムに気付くので、基本的に2回目以降は小さいご葬儀を選ばれる方が多いです。


もしくは、最初にそんな思いをしてしまっているので、どこの葬儀社も同じなんじゃないかと思って結局同じ所に依頼をするかです。



最近は情報インフラの発達でこういった情報も広まってきており、積立金の解約件数も増えてきているそうです。



積立金の解約ができないと思っている人が多いのですが、手数料こそ取られるものの、解約はできます。



ここで、実際に互助会さんからラ・プリエールに切り替えていただいた方の事例を挙げさせてください。



15万円満期の積立を3口持っておられたBさんですが、いよいよご主人が亡くなりご葬儀を行うことになりました。

参列者は30名前後です。


45万円もあるからその積立金でご葬儀を行おうと考えていた奥様でしたが、 ご主人様をご自宅へお連れしてから提示された見積を見て驚きました。


見積金額は、160万円でした。


互助会の営業担当さんとは個人的に親しいお付き合いをしていたため奥様はショックを受け、息子さんに相談しました。


おかしいなと思った息子さんがたまたま知り合いだったので、僕に相談をいただき、ラ・プリエールでも見積を提出させていただきました。


奥様とご遺族様の希望に沿った形でも、80万円で納まりました。


奥様やご親戚の方々は半信半疑でしたが、皆さんのお話をうかがう限り、このお客様には互助会さんよりご満足いただけるご葬儀を提供できると思ったので、そこは自信を持ってご提案しました。



提案の内容ですが、例えば解約を起こして、45万円の15%を解約手数料として支払ったとします。


約7万円を差し引かれて、手元に戻ってくる金額は38万円です。


ラ・プリエールの見積金額は80万円ですので、差額の42万円をお支払いいただく形になります。



これが解約を惜しんでそのまま互助会さんでご葬儀を行うと、 160万円に対しての積立金が45万円ですので、 115万円を支払うことになるのです。


何でこんな簡単なことが分からないんだと思ってしまいますが、 お葬式の時は皆さんそれくらい頭の中がいっぱいになっています。


でもよく考えてみると、今回のケースで見積金額が160万円になることがおかしいのです。



以上が、積立金制度のカラクリです。


この内容を一人でも多くの人に知っていただき、お葬式という大切な場面で後悔してほしくないと思います。



積立金は解約できます。



街の小さな葬儀屋さん

ラ・プリエール

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